2012年10月22日月曜日

Windows 8:ブロック要素の代替表示

Chromeの件を調べているうちにWindows 8の一般発売が来てしまいました。
一年前のDP版の時点で、7とコメントの表示に差異があることはわかっていました。しかし結局、Segoe UI Symbolが表示されているらしいということしかわかりませんでした。90日評価版で見る限りこの挙動は製品版でも変わらないようです。

ブロック要素(U+2580~U+259F)の文字を例にあらためて見てみます。
下図のコメント1文字目のU+3105・U+2588は、いずれもSimSun化を起こす文字です。2文字目のU+2580はSimSunに無いので別のフォントで代替表示が起こります。


既知のフォントリンクによる代替であればおそらくMS P明朝が使われ、Windows 7の表示はそれだと思われます。 Windows 8ではSimSunのフォントリンクは7と同じでありながら、異なる表示になっています。しかも同じSimSun化でも先頭の文字によって結果が変わっています(「あ」の有無)。

一応もう1文字、U+2590でも見てみます。これもSimSunにはありません。


挙動はU+2580と同じです。

8特有の表示がSegoe UI Symbolらしいというのは他の文字で字形から推測したことでしたが、このブロック要素だともっとはっきりしています。U+2596~U+259Fは7でも8でもSegoe UI Symbolにしかありません。
下図の各コメント1文字目はいずれもSimSun化文字です。2文字目のU+259Aは8だと表示されます。


ただしこの「あ」の有無による違いがなんなのか、今のところわかりません。どういう仕組みなのかすごく気になります。

また、7では表示されないという点もポイントです。コメント一覧で見ると字形自体はあることがわかります。


もしこれが7でも表示されるなら、拡張領域のケータイ絵文字なども表示されるんでしょうが。
何かのバージョンアップでそうなるのか、このまま7と8の差異として固定したものになるのか、これも気になるところです。

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