2016年5月29日日曜日

Chrome 51:SimSun化の発生

2016/7/21追記:
下記の現象はChrome 52では起こらなくなったようです。

Chrome 51からかどうかわからないのですが、先日の日本語フォントが変わった件をちょっと調べていたらSimSun化が起きることに気づきました。


U+2FF0がどこから出てきたかですが、SimSun・メイリオ・Arial Unicode MSそれぞれのCMAPを比較してSimSunにだけあるものを抽出しました。と言っても同じ条件の文字すべてでこの現象が起きるわけではなく、今のところU+2FF0~U+2FFBでしか確認していません。

このSimSun化の特徴は、フォント変化文字U+2FF0の後にある1文字めしか変化しないことです。


また、U+2FF0をコメントの先頭以外の場所に置いても何も起こりません。
これは先の49から起きるようになったフォント変化の特徴と一致しています。ひょっとすると、49の時点でこのような挙動になっていたのかもしれません。

ただしU+2FF0の前で「リセット」する操作を行えば、何文字めでもSimSun化を起こせることがわかりました。下図の「↓」の部分にはU+200Cを挟んであります。


Arialで表示される文字を置けばこうなるようです。
改行を入れた場合も同様でした。


なお、下図はIEでの表示と比較したところです。IEだとこの文字の組み合わせではSimSun化は起きません。


SimSun化文字を置いてやれば、ChromeとIEの表示はほぼ同じになります。


Chromeのこのような挙動を見ることになるとは思っていませんでした。仕様は変わっていくものですね。

2 件のコメント:

模範囚 さんのコメント...

これは驚きました。ChromeでSimSun化が起こるとは!

bardiel さんのコメント...

はい、自分も驚きました。バグみたいなものなので、そのうち直されるのかもしれませんが・・・

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