2016年3月6日日曜日

Chrome 49:フォント変化の発生

先週リリースされたChrome 49を使っていたところ、ニコニコのコメントの一部でフォントが変わっているのに気づきました。


しかしよく見ると、フォントが変わるのは特定の文字に隣接した場合であることがわかりました。上の例で言うとU+2581です。


この例の場合U+2584とU+2588はArial・他はLucida Sans Unicodeだと思いますが、U+2581だけはLucidaにもありません。MS Officeの入った環境ならArial Unicode MS、入っていなければMS Pゴシックだろうと思います。Arial Unicode MSがないと下図のような表示になりました。


特定の文字と隣接すると変わるというのは、まるでIEのようなフォント変化です。


ただしU+2581を先頭以外の場所に移動させると何も起きませんでした。

U+2581と同じ現象を発生させる文字は他にもありました。しかし一見同じ条件に見えても何も起きない文字もあり、法則性は不明でした。


字形の違いがはっきりわかる例:


以上の例ではLucida Sans UnicodeがArial Unicode MSに変化したのではないかと思われますが、他のパターンもありました。下図のケースはSegoe UI SymbolがMS Pゴシックに変化しているように思います。


この例ではArial Unicode MSの有無は関係ありません。
字形の違いがはっきりわかる例:


またSegoe UI SymbolがArial Unicode MSに変化したと思われるケースもありました。この例ではArial Unicode MSの有無で結果が異なります。


他にも、Lucida Sans UnicodeがMS Pゴシックに変化したと思われる例:


Arial Unicode MSがMS Pゴシックに変化したと思われる例:


などに気づきました。まだあるのかもしれません。

Chrome 21以降、PepperFlashでこのような現象は見たことがありませんでした。
一時的なバグなのか仕様の変更なのか、気になるところです。

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