2012年8月26日日曜日

Chrome 21:pepflashplayer.dllの件

先週またChromeのアップデートがありました。
Windows 7ではニコニコの原宿もZeroWatchも一応ふつうに使えるのですが、XPでは相変わらず問題があるようです。自分が試している環境だと原宿で再生はできるものの、コメント入力やメニュー操作ができません。
下図はWindows XP・Chrome 21で、プラグインの設定はいじらずに見ているところです。


ZeroWatchではいつまで経っても再生が始まりませんでした。

この件の最初の時に、pepflashplayer.dllに問題があるようで無効化したら直ったという話を紹介しました。ググるとこの解決法はけっこう知られているようです。しかし、こちらの記事を見てやっぱりセキュリティ的によくないのかなと思いました。

「Google Chrome」安定版v21.0.1180.83が公開、TLS 1.1が利用できない問題などを修正 - 窓の杜

このアップデートでは、組込みのFlash Playerも脆弱性の問題で更新されています。
ただし記事にあるように「更新されたのはPPAPI版(pepflashplayer)のみで、NPAPI版Flashプラグインは脆弱性の影響を受けるv11.3.300.271のまま」です。つまりpepflashplayer.dllを無効にするだけだと、更新されていないNPAPI版が使われてしまうのではないかと。

NPAPI版(gcswf32)も無効にすればシステムのプラグインが使われるはずです。システムのプラグインが更新されていれば、それで問題ないかもしれません。ただpluginsの設定はサイレントアップデートでリセットされてしまうようなので、いずれにしても実用的ではない気がします。
そこまでやるならIE Tabというアドオンがあったなと今さら思いました。オプションでニコニコのURLを指定しておけば常に実質IEで見ることになるので、その方が手軽で安全なんじゃないでしょうか。

さて、Chrome 22のベータ版が公開されました。

「Google Chrome 22」のベータ版が公開、“Pointer Lock API”を実装 - (同上)

XPにインストールしてみたところ、pepflashplayer.dllのバージョンがさらに上がり11.3.31.318となっていました。そして、このpepflashplayer有効のまま原宿もZeroWatchもとりあえずは動作しました。
家で一番非力なPCで特にZeroWatchはかなり重かったものの、何か改善はされているようです。今後のアップデートでこの問題は解決していくのかもと思いました。

pepflashplayerでも安定してニコニコが見られるようになると、先日来書いているコメントのフォントの問題では面倒な状況となるわけですが。ここのところ試しにずっとChromeでニコニコを見ているので、実際フォントの違いで崩れたコメントを見かけることがあります。まぁ現状どうしようもないですね。

※追記
Chrome 22正式版ではNPAPI版が無くなりました。PPAPI版とシステムのプラグインの2つだけになっています。

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