2013年7月22日月曜日

Chrome 28:「Lucida化」を発生させる文字について

Chromeでコメントの「Lucida化」を発生させる要件として、Lucida Sans Unicodeで表示される文字+ダイアクリティカルマークというのが当初気づいた組み合わせでした。下図はArialで表示されるU+2588を全角幅のLucidaに変化させる例です。


Lucida Sans Unicodeで表示される文字にU+2587、ダイアクリティカルマークにU+0323を使っています。
この現象においてLucida Sans Unicodeで表示される文字は必須のようです。しかし後者は、ダイアクリティカルマーク以外にも当てはまるものが実はたくさんあるようです。下記のページを見ていて気がつきました。

Unicode Characters in the 'Mark, Nonspacing' Category - FileFormat.Info

U+0591(ヘブライ文字):


U+17B4(クメール文字):


U+A926(カヤー文字、対応フォントなし):


U+E0100(異体字セレクタ補助、対応フォントなし):


Nonspacingだから本来は合成が起きてゼロ幅になるべき文字なんでしょうけど、「Lucida化」には実際の表示で合成が起きるか起きないかは関係ないみたいです。Unicodeで定義されている文字のプロパティが、この現象の由来になっているのかなと思いました(上のリンク先の文字が全て同様の効果を持っているわけではないようですが)。

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