2012年5月27日日曜日

縮む三角(U+25E2~U+25E5)

下図のコメントは改行を利用して「S」の字を作ったところです(サイズはsmall)。
使っている文字は三角がU+25E2~U+25E5、四角がU+2588です。これらはいずれもSimSun化文字で、文字自体もSimSunで表示されていると思われます。


7とXPではだいぶ表示が異なります。7の方で特に三角が縮んでるのが目につきます。
これをZeroWatchで見ると、三角の縮みがそれほどでもなくなります。ただしZeroWatchの特性というわけではありません。


右図の通り、原宿でブラウザのズームを使っても同様の表示になります。拡大縮小の問題のようです。
ドットは四角だから、三角の斜辺部分は拡縮すると影響が出やすいということでしょうか。U+2588の方もよく見ると継ぎ目の出方に差がありますが、三角ほどは目立ちません。

ちなみにZeroWatchには原宿と同サイズにする「中画面」というモードもあります。


原宿と同様の表示になりました。通常の画面のままズームで縮小するとXPで異変が起きたのですが:


描画の問題なので、ちょっと素人には仕組みを調べようがありませんwただ、こんなふうに継ぎ目なく表示されるのが一番きれいです。
フォントを変えればできなくもないです。下図は各行をMingLiU化したところです。


SimSunと何が違うのか、それぞれの字形を見てみました。下記のサイトを利用させていただきました。

Font Viewer - myFontbook.com


SimSunは枠とのすき間が多いのに対して、MingLiU(PMingLiU)は枠いっぱいのデザインになっています。特に三角は差が大きい。きっとこの違いなんだろうなと思いました。

GulimもU+2588はやはり枠いっぱいのデザインで継ぎ目をなくせるのですが、三角のグリフは持っていないので代替表示が起きてしまいます。


ここではフォントリンクでMS UI Gothicが表示されていると思われます(Microsoft Sans Serifに三角が無いため)。MS UI Gothicの三角はSimSun以上に小さいですね。


なお上の例はXPでの表示を全く考慮していません。MingLiUの問題は以前に書いた通りです。

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