2013年8月12日月曜日

Windows 8:U+FEFFによる「Lucida化」について

U+FEFFはZERO WIDTH NO-BREAK SPACEという名前の通り、ゼロ幅文字です。
ArialにはなくてLucida Sans UnicodeにはあることからChromeでの「Lucida化」に使えそうですが、Windows 8でIEの表示がダメだったという話を以前書きました。


U+FEFFは、7・8ともゴシック・SimSun・Gulim・PMingLiUのいずれにもありません。Microsoft Sans Serifにはあるのでフォントリンクでそっちに飛ぶと思われ、7でのIEの表示はちゃんとゼロ幅です。


8での挙動は何かと思ったら、なぜかフォントリンク先に飛ばず「未定義」にされてしまうようです。Gulimの場合は豆腐です。

BabelMap

MingLiU化で豆腐にならない理由はわかりません。
前回書いた「Segoe化」と同じように、Arialを挟んでみたらSimSunやGulimでもゼロ幅になりました。


Arialをゼロ幅文字(下図ではU+200C)にすれば8でも使えそうです。


ただし「Lucida化」させる文字が連続していればいいのですが、途中にArialやゴシックが入ると効果がそこで無効にされてしまいます。


この例の場合は左側にも同じ仕掛けが必要になります。


なお、Windows XPでもIEの表示は7と変わりません。しかしChromeでは「Lucida化」が起きません。XPのLucida Sans UnicodeにもU+FEFFはあるのですが、7とは扱いが異なるようです。
また、上の「萌」を挟んだケースでLucidaの文字がU+2501やU+2587であれば左側にU+0323は要りません。U+FEFFはちょっと特殊なんだと思われます。

「Lucida化」の話のついでに、Chrome上で別のフォント変化を見つけたので書いておきます。下図はU+2030をU+2587とアラビア語の合成文字U+0610で変化させているところです。


U+061Xの他の文字でも同様でした。Tahomaかなと思うんですが。


U+2587が豆腐になっちゃってますし、今のところメリットを思いつかないのでこれ以上は調べてません。

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