Windows 8 RP入れてるマシンにOffice 2013プレビューをインストール、ちょっといじってみました。
とりあえずExcelですが動作はけっこうぬるぬるでいい感じ。ただ、白っぽくてリボンのアクティブなタブが見づらい気がしました。2010みたいな「配色」のオプションはありません。製品版もこのままなんだろうか。
代わりに「背景」ってあったんですけど右上になんか模様が出るだけでした。
まぁ慣れなのか。ちなみにこの右上には全画面表示のボタンが追加されています。
これは便利でした。2010でも表示タブに「全画面表示」がありますが、単にシート部分がフルスクリーンになるだけです。2013ではフルスクリーンの状態から画面上部をクリックすると、リボンが表示されて使うことができます。シートに戻るとリボンは消えます。
さて、タッチスクリーンは持ってないのでその辺の新機能は試しようがありません・・・というか今のところタッチ機能に興味はありません。まず気になってたのは挿入タブに追加された「Office用アプリ」でした。
JavaScriptなどWebプログラミングを利用して機能を拡張する、今風のアドインというところでしょうか。
アプリはWebブラウザでストアから追加しておきます:Store - Office.com
同じアカウントでサインインしていれば追加したものが表示されます。
試してみたかったのがBing Mapsというアプリでした。 Bingの地図が図形オブジェクトのように挿入されます。
英語ですが。
左上にサンプルのデータを用意してあります。地名は日本語の県名にしてあります。
このデータ範囲を選択して、挿入されたBing Mapsのピンアイコンをクリックします。
すると地図が勝手に日本の関東近辺へ移動してズーム、グラフが作成されました。
英語の地図なのに日本の都道府県名くらいは判別できるんですね。
もっとも、この後東京23区も試してみたらさすがに無理のようでした。
あくまで無料のお試し版でオプションは少ないです。いずれもっと機能を搭載した有料版としてリリースされるんだろうか。
図形オブジェクトと同様に移動やサイズ変更もできるし、地図自体も縮尺を変えたりドラッグで移動したりできます。いろいろと使いみちありそうです。
こういうおもしろそうなものが次々と提供されるなら、バージョンアップしたくなるかもなと思いました。
その他の新機能はまだよく見てません。
2012年7月26日木曜日
2012年7月23日月曜日
Windows 8 RP:SimSunの差分
Windows 8 DPでフォントのバージョンを見た際、SimSun・Gulim・PMingLiUは7と同じでした。製品版の時にでもバージョンアップするのかなと勝手に思ってたのですが、ふとRPでSimSunのバージョンが上がってるのに気づきました。なぜか収録文字数が若干減ってました。
下表はSimSunの5.03(Windows 7)と5.04(Windows 8 RP)を比較したら消えていた文字です。
U+1E3FはSimSunでこの範囲に唯一あった文字で、むしろ7ではなぜ収録されていたのか謎です。何か別の文字の代替にでも使われてたのでしょうか。
まぁコメントで使われることは無いと思いますけど(CJK統合漢字の8文字も)。
縦書き形の10文字は、デザイン的に使われることがあるかもしれません。8RPでは全部豆腐です。
7では単独でSimSunが表示されているのですが、これらがSimSun化文字というわけではありません(ちなみにWindowsコードページに定義はありません)。8RPの豆腐の形から、これらはMicrosoft Sans Serifのフォントリンクで表示されているのだろうと思いました。
調べてみると、フォントリンク先になっている他のCJKフォントにこれらの文字はありませんでした。
試しに7でフォントリンクからSimSunを削除すると8RPと同じ表示になりました。
なんでMicrosoft Sans Serifなのか、その事の方が気になりましたが。
しかし表示されていた文字がバージョンアップで無くなることもあるんですね(ニコニコプレーヤーで表示されない他のフォントには収録されています)。侮れないなと思いました。
下表はSimSunの5.03(Windows 7)と5.04(Windows 8 RP)を比較したら消えていた文字です。
Unicode | 字形 | 範囲名 |
---|---|---|
1E3F | ḿ | ラテン文字拡張追加 |
9FB4 | 龴 | CJK統合漢字 |
9FB5 | 龵 | CJK統合漢字 |
9FB6 | 龶 | CJK統合漢字 |
9FB7 | 龷 | CJK統合漢字 |
9FB8 | 龸 | CJK統合漢字 |
9FB9 | 龹 | CJK統合漢字 |
9FBA | 龺 | CJK統合漢字 |
9FBB | 龻 | CJK統合漢字 |
FE10 | ︐ | 縦書き形 |
FE11 | ︑ | 縦書き形 |
FE12 | ︒ | 縦書き形 |
FE13 | ︓ | 縦書き形 |
FE14 | ︔ | 縦書き形 |
FE15 | ︕ | 縦書き形 |
FE16 | ︖ | 縦書き形 |
FE17 | ︗ | 縦書き形 |
FE18 | ︘ | 縦書き形 |
FE19 | ︙ | 縦書き形 |
U+1E3FはSimSunでこの範囲に唯一あった文字で、むしろ7ではなぜ収録されていたのか謎です。何か別の文字の代替にでも使われてたのでしょうか。
まぁコメントで使われることは無いと思いますけど(CJK統合漢字の8文字も)。
縦書き形の10文字は、デザイン的に使われることがあるかもしれません。8RPでは全部豆腐です。
7では単独でSimSunが表示されているのですが、これらがSimSun化文字というわけではありません(ちなみにWindowsコードページに定義はありません)。8RPの豆腐の形から、これらはMicrosoft Sans Serifのフォントリンクで表示されているのだろうと思いました。
調べてみると、フォントリンク先になっている他のCJKフォントにこれらの文字はありませんでした。
試しに7でフォントリンクからSimSunを削除すると8RPと同じ表示になりました。
なんでMicrosoft Sans Serifなのか、その事の方が気になりましたが。
しかし表示されていた文字がバージョンアップで無くなることもあるんですね(ニコニコプレーヤーで表示されない他のフォントには収録されています)。侮れないなと思いました。
2012年7月19日木曜日
Excel 2010×2003:テキストボックスの文字色がズレる
そう言えばWindows 8 RPにOffice 2013入れてみたのですが、まだ全然いじってません。とりあえず白っぽくて見づらいな(特にリボン)と思いました。
新機能がいろいろ気になるので、時間がある時に遊んでみたいと思います。
さて、ちょっと変なことがあったので。
下図はExcel 2003上のテキストボックスに文字を入れたところです。半角英字の部分だけ色を変えました。
ここで半角英字の前に改行を入れ、保存して閉じます。
このファイルを2010で開いてみたところ。
特に問題ありません。何も変更を加えず、上書き保存だけして閉じます。
ところがこれを再び2003で開いてみると、おかしなことになってました。
英字部分の文字色が途中まで黒に戻っています。2010で開くと元の通りで変化はありませんでした。
調べてみたところ、常にこのような現象が起きるわけではないようでした。たぶん条件としては、
ということみたいでした。改行がポイントっぽいところがおもしろいなと思いました。
初めに2010で作った場合、このような差異は発生しないようでした。
翌日追記:
ふと、Excelのメニューの文字列にはところどころにU+200B(ゼロ幅文字)が挿入されていることを思い出しました。あれってもしかして、表示上のなんらかのバグを回避するためのものなのでは・・・まぁわかりませんけど。
試しに上のケースで半角文字の前にゼロ幅文字を入れてみました。
U+200Bを入れると2010でもズレて、その後2003で開くとさらにズレてました。
ところがU+200C(同じくゼロ幅文字) を入れてみたところ、この現象は起きなくなりました。実際ちょっと困ってたのでこれで解決です。仕組みは不明なままですが、実に興味深いので覚えておこうと思います。
新機能がいろいろ気になるので、時間がある時に遊んでみたいと思います。
さて、ちょっと変なことがあったので。
下図はExcel 2003上のテキストボックスに文字を入れたところです。半角英字の部分だけ色を変えました。
ここで半角英字の前に改行を入れ、保存して閉じます。
このファイルを2010で開いてみたところ。
特に問題ありません。何も変更を加えず、上書き保存だけして閉じます。
ところがこれを再び2003で開いてみると、おかしなことになってました。
英字部分の文字色が途中まで黒に戻っています。2010で開くと元の通りで変化はありませんでした。
調べてみたところ、常にこのような現象が起きるわけではないようでした。たぶん条件としては、
- 全角文字+半角文字(2バイト文字+1バイト文字?) の組み合わせ
- 半角文字の前に改行
- 半角文字のみ文字色を変更
ということみたいでした。改行がポイントっぽいところがおもしろいなと思いました。
初めに2010で作った場合、このような差異は発生しないようでした。
翌日追記:
ふと、Excelのメニューの文字列にはところどころにU+200B(ゼロ幅文字)が挿入されていることを思い出しました。あれってもしかして、表示上のなんらかのバグを回避するためのものなのでは・・・まぁわかりませんけど。
試しに上のケースで半角文字の前にゼロ幅文字を入れてみました。
U+200Bを入れると2010でもズレて、その後2003で開くとさらにズレてました。
ところがU+200C(同じくゼロ幅文字) を入れてみたところ、この現象は起きなくなりました。実際ちょっと困ってたのでこれで解決です。仕組みは不明なままですが、実に興味深いので覚えておこうと思います。
2012年7月9日月曜日
BabelMapが便利すぎる
この名前は前から知っていたのですが、パッと見よくあるフォントビューアかな?+英語だからよくわかんないや、と試してませんでした。先日たまたま再び見かけてふと試したところ、とんでもない、かなり高機能なツールでした。フォントに関してちゃんとした知識があるわけではないですけど、それでも少しいじっただけでコメントのフォントを調べるのに使えそうな機能をいくつか見つけることができました。
メインの画面には文字一覧や検索欄が配置されています。文字一覧で任意の文字をクリックすると、一番下のボックスへ入力されます。この部分のテキストは自由に編集することができて、文字を文字コードへ変換したりクリップボードへコピーしたりすることもできます。
代替表示がされてしまうフォントビューアだと、表示の字形が指定したフォントのものかどうか区別がつきません。しかしこの一覧はフォントのCMapデータに基づく表示であるようです。
上のメニューで、その他様々な機能を持ったサブ画面が開くようになっています。
まず便利!と思ったのがFont Coverageという画面です。文字コードや文字列を指定して、その文字のグリフを含むフォント名を一瞬で抽出してくれます。
Composite Font Mappingsという画面では、Unicodeのブロックごとに文字数・対応フォント・各フォントに含まれる文字数などのデータや、実際に表示させた場合のサンプルを見ることができます。
またFont Informationという画面ではフォントのバージョン情報などの他、CMapを取得することもできます。
「Copy CMAP Subtable」 をクリック後、Excelへ貼りつけたところ:
これまでは、MicrosoftのTTFDumpというツールで一々フォントファイルから書き出していました。こんな簡単にできるものがあったとはw
Export Font Glyphsという画面はグリフを画像として出力するためのもののようですが、フォントを変更しながら指定した文字の拡大した字形を見ることができます。
拡張領域にも対応しているので、Windows 8では大量に追加された絵文字などを見たり調べたりするのにも使えます。
話がそれますけど、来年Windows 7のSP2が来るんじゃないかという話をどこかで読みました。
もし本当なら、その時にフォントのバージョンアップでこの絵文字なども対応してくれないかなぁと期待しています。8のユーザーは絵文字の存在に気づいたら、(コメントに限らず)使いたがるんじゃないかと思うからです。現在のままだと7以前では豆腐だらけになってしまいます。
これでコメントのフォントを調べるのがだいぶ手軽になるように思います。いろいろ勉強になったとは言え、今までずいぶん無駄なことをやってしまいました。もっと早く試すべきでした。
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