2014年1月4日土曜日

GINZA:ランダムなMS UI Gothic化(2)

前の話の続きです。GINZAのプレーヤー(旧Qwatch)において、コメントの一部がMS PゴシックではなくMS UI Gothicで表示されるという現象でした。

下の図で、元より文字幅の縮んでいる部分が該当箇所です。また文字が途中で切れている部分は、「幅だけ」MS UI Gothic化したことによるものと考えられます。


ふと、これはMS UI GothicというよりArial以外の欧文のシステムフォントが呼び出されているのではないかと思いました。フォントリンクのリンク先で、最初に参照されるCJKフォントがMS UI Gothicであるものはいくつもありません。実際に試してみたところ、Microsoft Sans Serifであることがわかりました。
MS UI Gothicとの違いがわかりやすいよう、これをメイリオに変更してみました。


再度、現象の発生を見てみたところ:


文字が小さくなっているのが該当箇所です。英数字はArialのまま、CJK部分にだけMicrosoft Sans Serif(のフォントリンク)が適用されている様子がわかりやすくなりました。


おもしろいのは下図のコメントです。


途中までMS Pゴシックで、後ろの方だけメイリオ化しています。
一見この現象の回避策のヒントになりそうですが、残念ながらコメント幅はメイリオ化していると思われます。文字が途中で切れています。

ちなみにフォントリンクでメイリオを使う場合、本来はパラメータをつけて文字の大きさを調整するようです。一応やってみました。


再度、現象の発生を見てみたところ。メイリオ部分の大きさが他と合いました:


Microsoft Sans Serifが適用される理由はわかりません。
コメントが一箇所に一定時間集中するような状況が、トリガーになっているらしきケースをいくつか見ました。通常は簡単に起きる現象ではないようです。また、Chrome(PepperFlash)では起きないと思います。