2012年7月23日月曜日

Windows 8 RP:SimSunの差分

Windows 8 DPでフォントのバージョンを見た際、SimSun・Gulim・PMingLiUは7と同じでした。製品版の時にでもバージョンアップするのかなと勝手に思ってたのですが、ふとRPでSimSunのバージョンが上がってるのに気づきました。なぜか収録文字数が若干減ってました。
下表はSimSunの5.03(Windows 7)と5.04(Windows 8 RP)を比較したら消えていた文字です。

Unicode 字形 範囲名
1E3F ḿ ラテン文字拡張追加
9FB4 CJK統合漢字
9FB5 CJK統合漢字
9FB6 CJK統合漢字
9FB7 CJK統合漢字
9FB8 CJK統合漢字
9FB9 CJK統合漢字
9FBA CJK統合漢字
9FBB CJK統合漢字
FE10 縦書き形
FE11 縦書き形
FE12 縦書き形
FE13 縦書き形
FE14 縦書き形
FE15 縦書き形
FE16 縦書き形
FE17 縦書き形
FE18 縦書き形
FE19 縦書き形

U+1E3FはSimSunでこの範囲に唯一あった文字で、むしろ7ではなぜ収録されていたのか謎です。何か別の文字の代替にでも使われてたのでしょうか。


まぁコメントで使われることは無いと思いますけど(CJK統合漢字の8文字も)。
縦書き形の10文字は、デザイン的に使われることがあるかもしれません。8RPでは全部豆腐です。


7では単独でSimSunが表示されているのですが、これらがSimSun化文字というわけではありません(ちなみにWindowsコードページに定義はありません)。8RPの豆腐の形から、これらはMicrosoft Sans Serifのフォントリンクで表示されているのだろうと思いました。


調べてみると、フォントリンク先になっている他のCJKフォントにこれらの文字はありませんでした。
試しに7でフォントリンクからSimSunを削除すると8RPと同じ表示になりました。


なんでMicrosoft Sans Serifなのか、その事の方が気になりましたが。
しかし表示されていた文字がバージョンアップで無くなることもあるんですね(ニコニコプレーヤーで表示されない他のフォントには収録されています)。侮れないなと思いました。

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